太陽熱消毒ってなに?
- 透明フィルムで地面を密閉加温して、雑草種子・土壌病原菌の活性を下げる方法。
- 目標は地表下10cmで45℃超(平均35℃以上)。短期でも“雑草圧ダウン+初期病害の低減”が体感できます。
9月でも間に合う?
- 日射は真夏より落ちるものの、地温はまだ高め+晴れ間があれば十分加温。
- 理想:3〜4週間、これより短くても“やらないより断然◎”。
- 台風・秋雨に備え、密閉とめくれ防止を徹底すればOK!
スケジュール例
- 9月中旬:畝づくり→たっぷり灌水(雨を利用!)
- 即日〜:透明ポリ0.02〜0.05mmでぴったり密閉
- 10月中旬:フィルム外してガス抜き・整地
※雨続きで日射が弱い週は**+数日延長で調整。最低10〜14日**は確保!
基本手順
- 表面を整地:大きな残渣・石を取り、表土を平らに。
- 灌水:たっぷり水を入れてから被覆(湿りが熱と効果を運ぶ)。
- 透明ポリで密着:端を10〜15cm埋めて空気漏れゼロに。
- 日中の加温:畝の波打ちや浮きが出たら張り直し。
- 終了後:フィルム外し→3〜5日ガス抜き→耕しすぎない(未処理土の巻き上げ防止)。
💡コツ
- 透明一択(黒は抑草・加温弱め)。
- 株元まで予定地を全部覆う(はみ出しは発生源に)。
- マルチ押さえピン+土のうで台風対策。
時短テク1:二重化・簡易トンネルで温度ブースト
- 透明ポリの上に支柱で5〜10cmの空気層→もう一枚透明を張る。
- これだけで**+数℃**上がりやすい。9月の曇天対策に有効。
時短テク2:“米ぬかブースト”(バイオソーラリゼーション風)
2週間しか取れない…そんな時の加点ワザ🌾
1㎡あたり米ぬか0.5〜1kgを5〜10cm深に薄く混和→たっぷり灌水→透明ポリで完全密閉→10〜14日。
- 発酵熱&有機酸で雑草種子・一部病害の抑制効果が上乗せ。
- ふち埋め徹底で匂い漏れ防止。住宅地は少量テストから。
よくあるQ&A
Q. くもり続きで温度が上がらない…
A. 二重化+米ぬかブーストで補強。期間も**+3〜5日**。可能なら午前だけでも日当たりの良い区画へ。
Q. 終了後に深く耕したらダメ?
A. 深耕NG。未消毒の深層土を上げると効果が薄まる。表層の浅耕・整地に留めます。
Q. 善玉微生物も減るの?
A. 一時的に減るので、終了後に完熟堆肥少量や米ぬかパラリで回復をサポート。やりすぎ注意。
用意するもの(最小セット)
- 透明ポリフィルム(0.02〜0.05mm)
- U字ピン/マルチ押さえ・土のう
- 米ぬか(短期ブースト用・任意)
- ショベル・レーキ・如雨露 or ホース
まとめ
- 9月からでも間に合う! まずは2〜4週間の枠を確保。
- 透明ポリ+灌水+密閉を徹底すれば“雑草圧ダウン&初期病害の予防”に効く。
- 時短は二重化か米ぬかブースト。終わったらガス抜き→浅整地→定植へGO🌱
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