こんにちは!
刈り草や残渣と相性バツグンの米ぬか。
上手く使えば分解がグッと進んで土ふかふか!
でも、撒きすぎ→ベタつき&悪臭はNG。今日はOK/NGの見分け方→リカバリ→正しい量まで“迷いゼロ”でいきます🔥
① これOK?それNG?(見た目&においで即判断)
✅ OKパターン(むしろ順調)
- 表面に白いふわふわ/糸状(放線菌・糸状菌)
- 味噌・酒粕みたいな甘酸っぱい香り
- 手で触るとサラッと乾き気味
→ 軽く混ぜるか、そのまま放置で分解が進行中。
❌ NGパターン(手当て必要)
- ベタベタして黒っぽい膜、青カビびっしり
- どぶ臭/腐敗臭(強い酸臭)
- 表土が気泡を噛んでいる、ぬかがドロ餅状
→ 嫌気(酸欠)で逆効果。すぐリカバリへ!
② すぐ直す!リカバリ手順(5分でOK)
- 薄く広げる:熊手で表層1〜3cmだけほぐし、“点”を“面”に拡散。
- 空気を入れる:表土をサクッと起こして通気回復。
- 乾いた資材を足す:ワラ・刈り草・もみ殻燻炭をうす〜く上掛け。
- 水は控えめ:数日は湿り気キープ程度。びしょ濡れ厳禁。
- 定植は待つ:ニオイが消え、白菌が落ち着くまで1〜2週間様子見。
※すでに植えてある場合は、株元のぬかを取り除いて土を追加。
③ 正しい撒き方:目的別“ちょうどいい量”
目的 | 量の目安(/㎡) | 散布の仕方 |
---|---|---|
残渣の分解促進 | 200〜300g | うす〜く撒いて表層1〜2cmに混ぜる |
ふだんの土づくり | 100〜200g | 刈り草マルチの下に薄敷き or 軽くすき込む |
太陽熱消毒のブースト | 300〜500g | すき込み→十分潅水→ビニール密封 |
ポイント:“薄く・広く・通気よく”。ドカッと“点”で置くと失敗します。
④ 太陽熱消毒と合わせるときの黄金手順
- 米ぬかを規定量まく(上の表を参照)
- 土にすき込む(表層3〜5cmでOK)
- しっかり潅水(表層が均一に濡れるまで。雨を利用!)
- 透明ビニール or 黒マルチで密封
- 3〜4週間放置(高温期)。終了後、1週間休ませて定植
⑤ よくあるQ&A
Q. 白いカビは大丈夫?
A. ほぼOK。分解が進むサイン。においが腐敗系でなければスルー可。
Q. 虫が増えない?
A. 多少は来るが、薄撒き+草マルチで目立ちにくい。見つけ次第、表層をほぐして通気を。
Q. 雨の後にやっていい?
A. ベチャ土に大量散布はNG。表面が軽く乾いてから薄撒きが安全。
⑥ まとめ
- OK:白い菌糸・甘酸っぱい香り → そのまま/軽く混ぜる
- NG:ベタつき・黒青カビ・腐敗臭 → 薄く広げる+通気+乾いた資材
- 量:土づくり100〜200g/㎡、分解促進200〜300g/㎡
- 合言葉:薄く・広く・通気よく!
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